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波瀾万丈! 明治・大正の家庭小説展 ~尾崎紅葉門下の四天王・柳川春葉を中心に~

弥生美術館
終了しました

アーティスト

柳川春葉他
  明治30年頃から、封建的家庭における女性の悲劇や夫婦・親子の愛憎などをテーマとしたいわゆる「家庭小説」が流行しました。幅広い読者層、特に女性の読者を対象に各新聞に連載され、熱狂的に迎えられました。
 家庭小説のはしりといわれる明治期の大ベストセラー小説の尾崎紅葉「金色夜叉」と徳富蘆花「不如帰」。爆発的人気によって家庭小説人気のピークをつくった柳川春葉の空前の大ヒット作「生さぬなか」。人気挿絵画家によってつけられた挿絵には、薄幸の美しいヒロインが描かれ、数奇な運命をよりリアルに引き立てました。また、家庭小説は、すぐさま新派劇となり、新派の発展と隆盛にも大きく貢献しました。
 本展では、これらの家庭小説を、挿絵・装幀本口絵・新聞切抜き・絵葉書・新派劇の絵看板・辻番付などの資料から振り返ります。さらに、「生さぬなか」の作者でもある小説家・柳川春葉の関係資料もあわせて展示します。尾崎紅葉門下の四天王の一人とされながらも、現在ではほとんど知られていない春葉を、著作本・原稿・書簡・遺愛品・写真など初公開の資料を交えながら紹介します。
 読者の涙をしぼった波瀾万丈の「家庭小説」をお楽しみください。

スケジュール

2005年1月4日(火)〜2005年3月29日(火)

開館情報

時間
10:0017:00
休館日
月曜日
展示替え期間・年末年始休館
入場料一般 1000円、大学生・高校生 900円、小学生・中学生 500円
展覧会URLhttp://www.yayoi-yumeji-museum.jp/exhibition/yayoi/now.html
会場弥生美術館
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/
住所〒113-0032 東京都文京区弥生2-4-3
アクセス地下鉄千代田線根津駅1番出口より徒歩7分、東京メトロ南北線東大前駅1番出口より徒歩7分
電話番号03-3812-0012
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