hiromiyoshii tokyo表現したいのは僕の肉体の中の「うねり」のような感覚である。樹木は自身の持つ生
命のエネルギーのうねりを自身の形態(肉体)によってすでに可視化させていると感
じることがある。ぼくの絵に出てくる蝶の女の子たちはそれを投影する鏡のような存
在だ。彼女達は、時に挑発的、時に奔放、時に残酷である。彼女達と普通の女の子、
森の木々、花々といったものとの出会いと摩擦が、物語を生んでゆく。
2004年春には ‘11.9以降の若手アーティストにみる内在性’をコンセプトとし
たヒロミヨシイでのグループ展、“アフターザリアリティー”に参加。
彼にとって東京でのデビューとなったこの展覧会では、キュレーションをした評論家・
市原研太郎によるその展覧会コンセプトが、榎本が力強く描く独自の世界観によって
見事に体現され、大きく反響を呼んだ。その後は太郎知恵蔵キュレーションによるN
Yでのグループ展“リボンの騎士の秘密の森”をはじめ、シカゴ、パリ、トリノのアー
トフェアに積極的に参加し、作品は大反響のうちに即日完売した。
今回の個展“ガス燈の青”では、活躍の場を海外にも広げ技術力・表現力を目覚まし
く上げてきた榎本の、先の“アフターザリアリティー”展よりも格段と奥深くなった
榎本ワールドを見ていただきたいと思う。
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