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張 蒼松展 「家族の記 —台湾大地震から五年」

銀座ニコンサロン(ニコンプラザ内)
終了しました

アーティスト

張 蒼松
1999年9月21日、台湾中部は大地震に見舞われた。家の形は、テント、自動車、コンテナハウス、軍の兵営、仮設住宅などへと変わり、崩れた家にそのまま住み続ける人もいた。当時作者は50軒の家庭を訪ねた。それぞれの家族の写真を撮った時のことを思い出と、「ちょっと待って、髪を梳かすから」と言う人は一人もなく、写真を撮る時に普通なら見せる「襟を正す」といった本能的な仕草もなく、誰もがそのままの姿でカメラの前に立った。おそらく再建に忙しく、細かいことまで気が回らなかったのだろう。作者は、そこに今を生きる人々の勇気を感じた。大震災から5年目を迎える頃、作者は7ヵ月の時間をかけて、当時訪ねた36家庭を再び訪ねた。「過去」と「現在」の2枚の写真を対比することで、大震災からの再建の様子を示すとともに、人の世の無常を映し出したかった。家庭の再建と生活という重荷を担う家長の顔を見ると、そこには苦難を経てきた歳月が刻まれている。再建が進んでいようといまいと、多くの人は分に安んじてそれぞれの人生と向き合っている。モノクロ58点。

スケジュール

2004年11月29日(月)〜2004年12月11日(土)

開館情報

時間
10:3018:30
休館日
日曜日
最終日は15:00まで、年末年始・ゴールデンウィーク・お盆は休館
入場料無料
展覧会URLhttp://www.nikon-image.com/jpn/service/salon/exhibition/11_ginza-3.htm
会場銀座ニコンサロン(ニコンプラザ内)
http://www.nikon-image.com/activity/exhibition/salon/
住所〒104-0061 東京都中央区銀座7-10-1 STRATA GINZA 1F ニコンプラザ銀座内
アクセス東京メトロ日比谷線・都営浅草線東銀座駅A3出口より徒歩3分
電話番号03-5537-1469
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