オランダ・マニエリスム版画展

国立西洋美術館

poster for オランダ・マニエリスム版画展

このイベントは終了しました。

マニエリスムというのは、ルネサンスとバロックの間、より具体的には、ラファエッロの死(1520年)からアンニーバレ・カラッチやカラヴァッジョが活動を開始する16世紀末までの約半世紀にわたって続いた美術様式をさす言葉です。これはイタリアで生まれ、イタリアで展開した美術様式でしたが、16世紀半ば以降には全欧的な広がりを見せるようになります。フランスにおけるフォンテーヌブロー派の美術はこうして生まれたものでしたし、プラハのルドルフ2世の宮廷で開花した美術は、マニエリスムの精華として広く知られています。マニエリスムという言葉は、もともと、イタリア語の「マニエラ」"maniera" (英語の "manner" に相当する)に由来するものであったことからも想像されるように、これはイタリア盛期ルネサンスの表現形式を規範としながら、それを意図的に強調したり、場合によっては、歪曲したりしながら、人工性の強い精妙きわまりない表現を追究した美術でした。ある著名な美術史家がマニエリスムを「様式的な様式」と呼んだのは、まさに至言でしょう。自然主義とは対照的な虚構性に溢れた美術、それがマニエリスムだったのです。

メディア

スケジュール

2004年09月10日 ~ 2004年12月12日

Facebook

Reviews

All content on this site is © their respective owner(s).
Tokyo Art Beat (2004 - 2017) - About - Contact - Privacy - Terms of Use