『サイエンス+フィクション』-ナノ世界とグローバルカルチャーのはざまで-

日本科学未来館

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2002年からヨーロッパ各地の美術館、博物館、教育機関等で開催されている巡回展『サイエンス+フィクション』。アジア初の開催となる本展は、科学と芸術の融和を目指し、フォルクスワーゲン財団(独)の設立40周年を記念して制作されました。本展は「科学と社会」「ナノテクノロジー」「脳研究」「グローバルカルチャー」「未来、科学そして社会」などのテーマについて、科学と芸術という異なるアプローチによって表現します。「科学が私たちの文化にもたらす約束と失敗は?」、「原子レベルでの操作が可能になったことの意味とは?」、「認知プロセスにおいて脳はどのように機能しているのか?」、「国際化の中で自己と他者の境界はどこにあるのか?」など、科学がもたらす問いに対し、アーティストが独自の視点で5つの作品を発表します。会場に並ぶ5つの作品の周りには、各テーマに関連した22点のサテライトボックスが展示されます。サテライトボックスには、科学にまつわるオブジェ、画像や歴史、ニュースや研究成果がケースや引き出しの中に展示され、それらが各テーマへと導きます。リスニング・ソファでは科学者やアーティストが独自のアプローチを語り、スケッチではそれぞれのアイディアがより深く紹介されます。また本展の展示デザインは、バロック期に発祥した「ブンダーカマー(世界中の珍しい事物を入れた箱)」に着想を得ています。本物の脳から解剖学の歴史、ナノテクノロジー研究成果からSF映画、知識人による提言や報道写真から芸術作品まで、さまざまな方向性と語り口でメッセージを発する物を、コレクションとして展示します。グローバルな視点から現代社会を切り取るメッセージの数々は、科学者とアーティストの直接対話によって可能となりました。さらに当館では、来館者により発展的に理解していただくために、科学の専門知識をもったインタープリター(展示解説員)やボランティアとの対話の場を設けています。知識社会の未来を語るためには、高度に複雑化した科学の役割を捉え直す必要があります。『サイエンス+フィクション』は、「社会と科学」というテーマに芸術が関わり、それによって国際社会のあり方や科学の役割について、新たな議論を巻き起こそうという試みです。

「科学の高度な理論というものは、もはや科学の言語において定義することも認識することもできないような世界を描きだそうとしている。その理論が現実世界で真に機能するためには、それをまったく別の言葉で言い表す、ある種、鏡のような文学的表現が必要なのかもしれない。」二クラス・ルーマン(社会学者/1927-1998,ドイツ)
[photo: Herling]

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