モノクローム推考

双ギャラリー

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アーティスト

柴田敏雄、多田正美、森村泰昌、森山大道　

この4人の中で純粋にモノクロームの写真の作家は、柴田敏雄と森山大道しかいません。絵画と見まがう柴田敏雄のクオリティーのある写真は、モノクロームの極限を目指しているように見えてきます。また森山大道はブレボケ写真というネーミングまで与えられる膨大な写真で知られる作家ですが、プリントは作家の手にかかり、自在に色を変えイメージを変えていきます。森村泰昌はゴッホでデビューする前はモノクロ写真を撮っていました。最後に多田正美はデジタルを使ったプリントです。今回の写真は20数年前に撮った映像、子供の顔に先に撮ったスライド写真を被せて、ダブった顔を撮ったユニークな仕事です。白と黒だけのストイックな表現は、カラー写真よりも更に鮮明に色彩が感じられる、そんなモノクロームの世界をこの展覧会で表現してみたいと考えております。

スケジュール

2005年2月5日(土)〜2005年3月6日(日)