カトウチカ 展

LIXIL ギャラリー1 & 2

poster for カトウチカ 展

このイベントは終了しました。

カトウチカさんの作品は映像です。画廊の窓外に流れる川、画廊の壁一面にも流れる川の映像、別の壁にはボートを漕ぎ続ける人の映像と、錯覚で酩酊しそうな設定の中、観客はぼんやりと本のページが写ったネガプリントを持ってそこに立たされます。まるで濡れないまでも川にはまり、流れる水にたゆたう気持ちになる作品です。カトウチカさんの作品もまた、現在の映像なのに、古い8ミリや16ミリフィルムのように、ゆっくりとした血流のようなリズムが特徴です。
自らが手に持った本(のプリント)が映像の水に浸されていく感覚、掌に水をすくっていくような、自分の肉体の一部が水を孕んでいくような、瑞々しい空気感が充満します。水の映像を通して、見る者がイメージの内外を行き来する不思議な作品です。
カトウさんは、タオルや自分で撮影した写真、白い小さな積み木のようなオブジェ、プッシュピンといった細々とした日常の道具をアトリエのような白い部屋に点在させたインスタレーションや、壁に映る光も作品の一部として撮影した情景の写真など、穏やかな光、強い光、時間や天気の変化を微妙に感じさせる光と、しっとりと水に濡れているような独特の空気感が特徴的な作品をつくってきました。
その活動も個人の作品だけでなく、ユニットを組んでのプロジェクトやワークショップなど、人やものがクロスオーバーした、交錯した関係性のある作品を継続して制作しています。複雑に入り組んだ川のインスタレーションは、そうした背景の多様性もあるのでしょうか、真夏の東京の画廊に清涼感だけでない、ゆったりと深く思いを巡らせるような雰囲気をつくり出します。
栗山さんは大学院に在学中の若手作家で、映像を光と捕えて他の物体に投影させた品や、光源そのものを作品とした、人やものとの関係性を探る作品をつくっています。

メディア

スケジュール

2005年08月19日 ~ 2005年08月29日

アーティスト

カトウチカ

Facebook

Reviews

All content on this site is © their respective owner(s).
Tokyo Art Beat (2004 - 2017) - About - Contact - Privacy - Terms of Use