終了した展覧会・イベントです

ピロティ−地上からの切断

ギャルリー・タイセイ
終了しました

アーティスト

ル・コルビュジエ
ピロティ(=建物本体を持上げて高床にする柱、およびその空間)はル・コルビュジエの建築言語の中でも、もっとも重要なものの一つであり、1920年代から晩年の作品にいたるまで多くの建築作品に登場し、個々の建築を特徴付けています。
その形態は年とともに変化しました。床面の一部が細い足で支えられる初期のピロティに始まり、林立する柱が床全面を持ち上げるようになります。それらはやがて「犬の骨」と呼ばれる太い脚や、女性の太ももを連想されるような力強いピロティへと変化していきます。
単に建物の足元を明るい庭とし、人や車を通す、というだけでなく、建築を地上から切り離し、空中に浮き上がらせるというイメージがル・コルビュジエにとっては重要だったのです。
ピロティは大型の集合住宅やオフィスビルにおいても取り入れられ、都市計画案では、ピロティのある高層ビルが立ち並ぶ街が構想されました。そこでは、都市における交通の問題を解決するといった大きな役割を担わされました。
ギャルリー・タイセイでは、これまでにル・コルビュジエの「屋根」「壁」をテーマにした展覧会を行ってきましたが、今回は「ピロティ」というテーマで、年代を追ってル・コルビュジエ作品の足元の変遷に迫ります。

スケジュール

2005年10月3日(月)〜2005年12月16日(金)

開館情報

時間
10:3018:30
休館日
月曜日、日曜日、祝日
入場料無料
展覧会URLhttp://www.taisei.co.jp/galerie/gallery.html
会場ギャルリー・タイセイ
https://galerie-taisei.jp/
住所神奈川県横浜市中区長者町6-96-2 横浜第二有楽ビル3階
アクセスJR関内駅より徒歩8分、横浜市営地下鉄伊勢佐木長者町駅より徒歩3分、京浜急行日ノ出町駅より徒歩10分
電話番号045−250-4080
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