上野の森美術館アーティスト
会田 誠, 羽生生純, 生西康典, 掛川康典, 音楽家, 川村修一, マジック・コバヤシ, 今井トゥーンズ, 本秀康, 西尾泰之, ニュータイプテクノロジーラボ, 小谷元彦, 篠田太郎, 田中功起, 天明屋尚, 常盤響, 宇川直宏, 安村崇, 豊蘭
1979年に初回放送された『機動戦士ガンダム』から現在までの四半世紀、SFアニメ『ガンダム』シリーズは、形を変えながら何度もテレビ放映、映画化されてきました。その間、ガンダムに登場するメカをモチーフにした「ガンプラ」ブームや数々のゲーム作品をはじめ、その造形性、ドラマ性は、多くの文化領域に影響を与えています。
現在まで『ガンダム』が広く支持されているのは、その原点『機動戦士ガンダム』(全43話)に秘められたメッセージが、今なお有効な問題提起だからではないでしょうか。
『機動戦士ガンダム』は、日本ではじめて人と人の諍いとして「戦争」を描いたアニメ作品であり、「ニュータイプ」、「モビルスーツ」という知性や身体の拡張を描いた人間の「進化」の物語でした。また宇宙世紀の自然環境や、人類の知性が時をも支配するという、新たな「生命」のモデルを提示しています。
『ガンダム』を見て育った世代は現在、学校で、家庭で、職場で、未来を切り拓くべく活躍していることでしょう。そしてその子供たちもまた、新しいガンダムの物語に触れています。『ガンダム』は私たちに何を伝えてくれたのでしょうか。
この展覧会は、ガンダム世代のキュレーター、アーティスト、クリエーターの感性を通じ、『機動戦士ガンダム』に描かれていた「戦争」、「進化」、「生命」、そして同アニメが巻き起こした「文化現象」をキーワードに、そこに内包されたメッセージを読み解く試みです。
これはわたしたちにとって、来たるべき未来のための展覧会なのです。
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