今回の「ブータンの子どもと女性~国民総生産より国民総幸福の国から」では、国民総生産より国民総幸福を目指すヒマラヤのユニークな仏教王国ブータンの子どもと女性の表情を通して、ユニセフブータン事務所の活動を紹介します。
ブータン王国はヒマラヤ山脈東端に位置する九州ぐらいの大きさの小さな国です。世界で唯一のチベット仏教王国で、現国王が国民総生産より国民総幸福を考えた発展が大事であると主張し、環境・文化・伝統を守る発展を目指しているユニークな途上国です。タバコ製品の販売が禁止されていたり、民族衣装の着用が義務付けられたりしています。国民総幸福の国だけあって子どもたちの表情はすばらしいのですが、国民一人当たりの所得はまだ低く、地形も険しいため教育・保健と栄養・水と衛生の分野でまだまだユニセフの支援が必要です。また近代化都市化と共に子どもの参加や子どもの保護の分野にもユニセフの支援は広がっています。
[写真: Ei Kubota]