終了した展覧会・イベントです

レオノール・フィニ 展

Bunkamura ザ・ミュージアム
終了しました

アーティスト

レオノール・フィニ
絵を描き、空間を遊び、舞台を演出し、自身をもプロデュースした、パリ社交界のカリスマ、レオノール・フィニ(1907〜1996年)。年齢も明かさず、猫たちと謎に包まれた生活を送った、この女性芸術家の創造世界には、その猫を描いたものや多くの作品に通低する“エロティシズム”など独特の個性があります。
1907年アルゼンチン生まれ。黒い瞳に黒い髪、エキゾチックな美貌と強烈な魅力をもつフィニは、異色な女性シュルレアリスム画家としてパリで鮮烈なデビューを果たします。ときの詩人や芸術家、バタイユやエルンストらとも親交を結び、1935年以降、パリ、ロンドン、ニューヨークで絵画展、書物の挿絵、パリ・オペラ座「Le Palais de Cristal」などの舞台装置、バレエや映画の衣装、小道具、はては宝石のデザインまで手がけ、幅広い分野でその才能を発揮しました。また、作家としても活躍する傍ら、パリ社交界のカリスマとして、連日連夜、自身がデザインをした衣装や仮面をまとって舞踏会に現れました。こうした女性プロデューサー的な側面は、当時、様々な芸術家たちに刺激を与えています。
当時のパリでは、フィニをカリスマと崇めながらも、その過激な特異性ゆえにタブー視することもあり、彼女の全貌にスポットがあたる機会は多くありませんでしたが、その創造性、生き方は21世紀の自立した現代女性にこそ受け入れられる魅力を持っています。
本展では、絵画を中心に、写真、衣装(パリ・オペラ座所蔵)、映像など約100作品を通じて、フィニの世界観を表現するとともに、20世紀を駆け抜けた一人の女性の強く美しい生き方を見つめ直します。

スケジュール

2005年6月18日(土)〜2005年7月31日(日)

開館情報

時間
10:0018:00
金曜日・土曜日は21:00まで
※入館は閉館時間の30分前まで
入場料一般 1200円、大学・高校生 800円、中学・小学校 500円
展覧会URLhttp://www.bunkamura.co.jp/museum/event/fini/
会場Bunkamura ザ・ミュージアム
http://www.bunkamura.co.jp/museum/
住所〒150-8507 東京都渋谷区道玄坂2-24-1 B1F
アクセスJR 渋谷駅ハチ公口より徒歩7分、京王井の頭線神泉駅北口より徒歩7分
電話番号050-5541-8600(ハローダイヤル)