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アフリカン・アート

ウィルデンスタイン東京
終了しました
アフリカの造形がアートとしての評価を得たのは20世紀に入ってからです。1906年、パリを中心に新しい表現形態を模索していたピカソを中心とする芸術家たちがアフリカの彫刻や仮面を見て表現の新しい可能性を発見することになり、それはやがてキュビズム運動やフォーヴィズム運動へと発展して行きました。
原始的や稚拙という評価しか得られなかったアフリカの造形はこの時期一大旋風を巻き起こし、観念から解放された表現の新鮮な潮流は多くの文化人や芸術家たちに影響を与えました。ピカソやブラックは自慢のコレクションでアトリエを飾り、写真家マン・レイは仮面と女性をモチーフにした傑作を何枚も撮影しています。この頃アフリカの仮面や彫刻を持つことがひとつのステータスだったのです。民族や風土への先入観を捨てて、純粋にアフリカの造形に対峙することができる者が芸術としての価値を見出すことができるでしょう。こうしてアフリカの造形は、20世紀にアートとしての地位を獲得しました。ウイルデンスタイン東京は、設立以来初めてアフリカン・アートの展覧会を開催いたします。アートという名にふさわしい彫刻、仮面を合わせて約25点展示する予定です。

スケジュール

2005年7月7日(木)〜2005年8月6日(土)

開館情報

時間
11:0018:00
休館日
日曜日、祝日
入場料無料
展覧会URLhttp://www.wildensteintokyo.com/whatsnew.html
会場ウィルデンスタイン東京
http://www.wildensteintokyo.com
住所〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-1-1国際ビル1F
アクセスJR有楽町駅より徒歩5分、地下鉄有楽町駅、地下鉄二重橋前駅、地下鉄日比谷駅
電話番号03-3211-7537
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