加島コレクション展

目黒区美術館

終了しました

アーティスト

川村清雄

近代洋画史に、孤高の存在感を示す川村清雄(1852-1934)。
2003年、その貴重な未公開作品が目黒区美術館に寄贈されました。寄贈者は、川村清雄と特に深いかかわりをもつ出版人・故加島虎吉(至誠堂)のご家族。目黒区美術館では、旧蔵者にちなんでこれらの作品に「加島コレクション」という名称を冠させていただき、永くご厚意を記憶することとしました。コレクションの内容は、代表作のひとつとして作品名が残っていた『村上彦四郎』屏風をはじめ、いずれも作品としての魅力と資料としての価値をかねそなえた三十余点。今回の展覧会では、この「加島コレクション」全作品を初めて公開いたします。すでに目黒区美術館で収集していたイタリア時代の初期作品など、さらに江戸東京博物館所蔵の川村家旧蔵資料などをまじえ、日本人による油彩表現の道を飽くことなく追求し続けた画家・川村清雄の卓越した技術と構想力、大いなる生涯の一端をごらんいただきます。

スケジュール

2005年2月16日(水)〜2005年4月10日(日)