インダストリアル・ドリームス: フィリップ・ポポフ 展

アートフロントギャラリー

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フィリップ・ポポフはブルガリアのソフィアを基点に活躍する作家で、長い冷戦時代に東西ヨーロッパ間に横たわっていた文化的断絶が消失したのち、マルチメディアやデザイン、フォト・インスタレーションなどを使った同時代の美術の要素を国際的な視野で自国の既存美術の中に融合しながら育ってきた 1990年代以降のブルガリアの新しい流れを代表する作家です。現在でも旧東ヨーロッパ地域の作家たちの独自な動きは充分に紹介されておらず、この展覧会はその一端を捉える貴重な機会となります。
グラフィックデザイナーとしても活躍するフィリップ・ポポフの描き出す世界は全て作家の空想によって作り出されています。どこかの地形図であったり、空想の街であったり、いつの時代に使われたのか、あるいは使われることになるのか時代も用途も全くわからない機械や器具などであったり、そこに描かれるものは多様ですが、いずれも精緻な手作業であたかも実際にあるものを正確に描き出されているように見えます。一見ここに現されているのは合理的で秩序だった世界のようですが、実はそれらは混沌とした無秩序や不合理な空想の所産であり、そこからは「秩序−文化−混沌」という構図が読み取れてきます。グローバル化や画一化とまさに反対の独自性、不合理性の中にこそ、人の存在する価値が見出されるというこの作家の考えがこれら作品には見え隠れしているようです。

メディア

スケジュール

2005年02月22日 ~ 2005年03月13日

アーティスト

フィリップ ポポフ

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