nca | nichido contemporary artnichido contemporary artは、カーター・カステラによる「ファービュラス・アンガー」展を開催いたします。日本における初の個展となる本展覧会では、約10点のペインティングを発表します。
カーター・カステラは、都会で起こるさまざまなシーンを特有の風刺によってシャープに浮かびあがらせます。彼が描くペインティングは、人々の「表面」だけを覆い綺麗なシーンを作り出すファッション広告に反して、ギャング抗争、家庭における暴力、感情のもつれによる犯罪、といった都市におけるトラブルのありさまを背景に描きながら、彼らが「高価」かつ「洗練された」ファッションを身に付けている様子を表現します。
代表作「キル・バイ・アート」(アートによって殺される)では、一人の女性が、ロバート・ロンゴ作の踊っている、もしくは死にかけている人物の絵に倒されて下敷きになっている模様が表されています。彼女が身に付けている「洋服の値段」などの詳細に加え、「自分が最も好むものは、常に一番危険なものだ」というキャッチコピーが添えられています。
このようにカステラは、さまざまな暴力の被害者たちの姿を高価でトレンディなファッションと供に表現し、かつその行為に対して「値段」という目に見える価値を付帯することで、消費社会をアイロニックに捉えます。
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