アジア6ヶ国12のスペースのキュレーターたちが若い映像作家21人を推薦して参加する方式で進行され、韓国のアートスペース LOOPにおける展示後、日本、中国、オーストラリア、シンガポールに巡回展示されます。出品作品は、アジアという政治-経済-文化的なブロック認識に対する省察を反映している作品として、ジャンルや分野にこだわらず鋭敏な感受性と冷徹な視線で現実を直視して見せてくれているでしょう。
今後の活動が注目されるさまざまな地域のアーティストの映像を、このようにまとまったかたちで紹介できるのは、今回で第2回目の《Move on Asia》の実現によって築かれた人々のネットワークのたまものです。相互の情報共有や意見交換などを含めた絆が、これからより強く、また広がりをもってゆくこと期待しつつ本展を開催いたします。