東亭順・古家万 「光の記憶/記憶の光」
このイベントは終了しました。
東京画廊+BTAPにて
メディア: 写真
本展の両作家とも、写真というメディアを表現する手段として用い作品を制作しています。
東亭の作品は「記録としての写真」のうえに何層ものアクリル絵具を塗り重ね、磨き上げたものです。正確に写し撮られ、客観で臨んだ世界は、絵具が一層足されるごとに、輪郭だけを残し、光に包まれた記憶の底に眠っているような主観的な世界へと近づいていきます。「あるはずのない懐かしい風景」、記憶の原風景とでも表象れるべき世界を描き出しています。
一方、古家の作品は、月明かりのみを光源として映し出された光の記録であり、月明かりのもと8×10カメラを使用した新たな撮影技法を用いています。そこにあるのは、幾星霜、変わることなく世界を照らし続ける月の光に潜むざわめき、そして古来、日本人が愛で、描き、歌いついできた日本的美しさです。古家はその精髄を抽出し、かつてアンセル・アダムスが表現したアメリカ、ヨセミテ国立公園の風景を再構築すると共に、作品を通して日本の美意識を喚起し、その答えを導きだします。
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