「プリズム:オーストラリアの現代美術」展

ブリヂストン美術館

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ブリヂストン美術館は、石橋財団創設50周年を記念した展覧会の一つとしてオーストラリア現代美術展を開催いたします。本展のために制作された2点を含む73作品、35人の作家による本展は日本における従来のオーストラリア・アート展とは異なった視点で構成されており、規模に於いても、視点の新しさに於いても日本で初めての展覧会になります。オーストラリアは今や私たち日本人にとって身近な国の一つですが、それにしては私たちのオーストラリア観はステレオタイプなものではないでしょうか。本展は、日豪交流年という好機を捉えて、この国の文化アイデンティティーの側面に焦点をあて、日本ではあまり意識されていないもう一つのオーストラリアを探ろうとするものです。

オーストラリアは220年の歴史を持ち、国民主権国家としては建国100年を迎えたばかりの若い国です。しかし、先住民文化、植民の歴史、多文化国家といった素顔を併せ持つこの国は多様で、流動的な文化アイデンティティーを持っています。それぞれのプリズムを通して過去を振り返り、現在を語り、未来を思う作家たちは、その多様性を絵画、写真、立体、インスタレーション、映像といった媒体に託しました。オーストラリアという現代のディアスポラ空間に生きる作家たちにとって、この国は自らのアイデンティティーを鋭く見つめ直す機会と時間を与えてくれる場所であり、その研ぎ澄まされた意識から生まれた作品は、時に鋭く、時に静かに、日本という異質の土壌で同時代を生きる私たちに多くを問いかけています。

「多様性こそ現代オーストラリア」との観点から、特別なカテゴリーによる分類を排した展示空間で、作品との対話を楽しんでいただければ幸いです。

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Reviews

frf_momo36: (2006-10-21 at 16:10)

この展覧会を鑑賞するときのキーワードは「アイデンティティー」。
オーストラリア…先住民はアボリジニ。イギリスによる植民化、同化政策とかで迫害もかなりあった。いまも確かアボリジニはオーストラリアにいるよね。アボリジニの絵画が古くから描かれていた。。。
そんな私のオーストラリア観は、まさに「ザ・ステレオタイプ」。それでも展示作品から汲み取るものが得られたが、現代オーストラリアン・アートは、それを生み出すオーストラリア人アーティストのアイデンティティーは、もっともっと深い。偶然ギャラリートークに参加しなければ、きっとそこの深い部分を知ることはできなかっただろうな。思わず図録を購入。
でも図録には 「この会場では、理解しようとするよりも、まずもって無心に」鑑賞していただくことを、心よりお願いする次第です。
その言葉にほっとした。まずは一度会場に足を運んで、それからだ。

sakuragirl: (2006-11-19 at 11:11)

絵画だけでなく、写真や造形物など色々ありました。

気になった作品は色々あるのですが、その中から1つ。

パトリシア・ピッチニーニ氏の作品は

「かわキモイ」

……と思いました。

アンガールズと違って、行き着くところが
「かわいい」ではなく「キモイ」です。
↑否定している訳ではないですよ。感覚として。

この展覧会は民族の問題とかがベースにあるのですが
難しいことを考えず、楽しむことができると思います。

frf_momo36 さんがおっしゃっているように
まずは会場に行ってみて下さい。

sayama: (2006-12-02 at 12:12)

オーストラリアと言うことで、絶滅種への警鐘、アボリジニに対する作品などがある。
個人的に私が気に入ったのは映像作家マイケル・ライリーの『無題(聖書:雲より)』。
空高く飛ぶのは聖書。
合成か不明ですがその清清しさに天晴れ。
そしてホセイン・ヴァラマネシュの『錠剤のドット・ペインティング』。
ピンク・白・茶色の錠剤が可愛らしく並べてありとてもポップ。
インパクトの強い作品の中でも、惹かれたのがトレイシー・モファットの『空高く』シリーズ。
アボリジニーの女の子が土手でブーメランを飛ばすのが『空高く No.9』、修道女達がアボリジニーの子供を空に掲げるのが『空高く No.12』。
オーストラリアの民族、アボリジニー。
その今の生活の一片を垣間見たような、しかしその作品には「彼らを忘れないで」という作者のメッセージがあるように思える。
「溶け込むことが容易な」展示です。
明日までですが是非。

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