レプリカ -真似るは学ぶ- 展

LIXIL ギャラリー1 & 2

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銅鐸、土偶、木簡、仏像、経典、絵巻・・・様々な素材感と幾千年の経過によって生まれた風合いまでも写しとる複製。あるいは作られた当初の状態を綿密な調査、繰り返される推理と実験によって復原する模造。本物がもつ無限の情報からつくられたこれらは貴重な二次資料として多くの博物館で、展示、資料保存、研究などの目的で活躍しています。しかし、制作方法となると知る人は少なく、意外にもハイテク技術からは程遠い、熟練した職人の手技と監修者の目と知識によって支えられ、その技術の高さは世界でも有数とされています。
本展では、このような本物の様々な写しのかたちをレプリカと総称し、素材、形状、技法が異なる事例で制作の過程を追いながら、改めてその価値と意味を探ります。同時に、制作者や監修者たちのことばを交えながら、レプリカの見どころに迫ります。写し真似ることはそれだけに留まらず、その過程で多くを学び、あらたなものを創造する力さえも感じられます。
会場では、どちらが本物か見分けがつかない二組の原品/複製の並列展示ほか、ガラス越しには原品そのものに見える、型取りによる樹脂製複製資料の数々をご覧いただきます。現代版版画といえるコロタイプ印刷による平面複製や銅鏡をはじめとする復原模造も制作工程とともに紹介します。約200点の展示資料から、あまり知られていない制作の舞台裏が見えてきます。
精緻に磨き上げられた手技で作られていくレプリカの過程を目のあたりにすると、「完成品はオリジナル」と呼べるほど貴重な「作品」であることに気づかされます。このような本物でもなく、にせものでもない、不思議な模倣の世界をご堪能ください。

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スケジュール

2006年03月01日 ~ 2006年05月20日

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Yoshiaki Kai tablog review

レプリカ -真似るは学ぶ- 展

博物館で感心して見入っていた古代の珍しくて美しい物の脇に「レプリカ」というキャプションが添えられているのに気づき、がっかりしたという経験があるのは私だけではあるまい。この「がっかり」は突き詰めて考えてみると不可解な感情ではあるとはいえ、あまり有難いとはいえない「レプリカ(複製)」の存在と意義について、じっくりと考えさせられる興味深い展覧会が、京橋のINAXギャラリーで開かれている。

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