アペル原が6×6判のサイズに収める眼差しは、彼女の私的眼差しで選ばれたものではありません。その時々においてカメラとそれを扱う原の様々な意図を超えた出会いと思考の‘軌跡=奇跡’の瞬間が、到来する光によって定着された‘世界視線’とも言えるものです。そこに私たちは、日常、経験しながらも再現することのできない、他者との邂逅がそこに刻まれていることに驚き感動するのです。
今回原は個展に‘Humoresque’という言葉を加えました。ドボルザークの同名の曲で知られるこの言葉から、私たちを取巻く世界は小さな事象や出会いの複雑なレイヤーで出来ており、けして個人は世界の前の矮小化された存在ではなく、世界そのものと対峙する存在なのだということに気付かされます。展示と合わせて開かれるLive & Slide Showも見逃せません。いわゆるスライドとトークショーではなく、発語(パロール)と原の写真(画像)が邂逅する中、原の写真を気鋭の音楽家aenを中心に、主催者であるtattakaが加わって解釈する音の試みであります。
■ Live & Slide Show(ライブアンドスライドショウ)開催!
10/13 FRI OPEN 19:00, START 19:30
¥1,000- + 1DRINK ORDER
Mikiko Hara, aen, tattaka
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