中川隆司 写真展 [Border Line <Arizona・Nevada>]
このイベントは終了しました。
銀座ニコンサロンにて
メディア: 写真
作者は、アメリカ大陸の12の州を大型カメラと共に旅してみたいと思っていた。数回実験を兼ねて渡米した後、1回の渡米で1州を回ることに決め、撮影に着手した。1回の旅行期間は1週間程度。正味5日間で州内をレンタカーでくまなく回り、撮影する。ルートはポイントのみ日本で決め、あとは旅をしながら決める。1日平均500マイルを走り、フィルムを60枚ほど消費する。食事をとる時間もない。空港で毎回シートフィルムを機内に持ち込むための交渉をするのも大変だ。そこで、その日に泊まるモーテルで現像することにした。夜一人でバスルームにこもり、その日撮影したフィルムを現像する。乾燥させるため、自作のハンガーにフィルム60枚をつるす頃、日付が変わる。急いで片づけをし、シャワーを浴び、ベッドにもぐり込んで疲れを癒す。フィルム交換は簡易暗室に手を突っ込んで行うので、道行く人から好奇の目を浴びせられる。指紋と光線引きで毎回数枚の風景を失ってしまう。
肉体的には大変な旅だ。しかし、北米西部の広大な土地を撮っているとき、写真が好きなのか、旅が好きなのか、一人が好きなのかわからなくなってくるが、作者は充実感に満たされる。そして、この風景が写真を通してこの土地で一生を過ごす多くの人たちの目に触れ、記憶の中を自由に行き来するのだという思いが、作者が写真を撮影する意味を支えている。モノクロ40点。
スケジュール
2006年02月13日 ~ 2006年02月25日
アーティスト
MyTAB コミュニティー
- 1人がこのイベントをオススメしています。: sashanihon (スペイン)
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