PGI細江英公氏は現代日本を代表する写真家であり、諸外国においても著名な写真家です。代表作に「おとこと女」「薔薇刑」「抱擁」「鎌鼬」「ガウディの宇宙」「ルナ・ロッサ」などがあり、2006年12月8日から東京都写真美術館で大規模な個展が開催されます。
氏はこれまでに、銀塩プリントによる写真作品を制作してきましたが、「薔薇刑」や「抱擁」、「鎌鼬」などの代表作をまさに永遠のプリントと言われるプラチナプリントで制作し、時代を超えた作品としてきました。また、印刷においては、手刷り印刷などの古典技法に強いこだわりをもち、良質な写真集やポートフォリオを作り出してきました。
写真が誕生した19世紀から「映像の時代」と言われる20世紀は、写真機材と技術の発達にともなって、数多くの記録や芸術作品が生まれました。ダゲレオタイプやプラチナプリントから銀塩プリントへと変化した時代です。21世紀に入ると、写真技術における変化の加速度が増し、フィルムと銀塩プリントはデジタル写真に移行しつつあります。このような大きな変化の中で、細江英公氏はプリント技術を今一度見直すことにより、これまでに制作した作品に新たな生命を吹き込んでいます。
本展は、これまで長年にわたる制作活動から生み出された名作の中から、様々な写真プリント技法を駆使して制作された作品を展覧するものです。ダゲレオタイプから、パピルス・デジタル・ピグメントプリント、プラチナプリント、ガムプリント、ミニグラフ、手刷りグラビア、コロタイプなど、30余点を展示いたします。
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