山本健太郎 「3人称の景色」

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Contemporary Photo Galleryにて
メディア: 写真

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スケジュール

2006年05月21日 ~ 2006年05月31日

アーティスト

山本健太郎

コメント

strsy: (2006-05-23 at 00:05)

場所は埼玉。お散歩、おつかいに動く範囲の出来事が被写体だ。塀の向こうから顔を出す猫、草むらに蛇のしっぽ、ヤギ(!)に犬、街灯、木の幹…どこかで見たことあるような気がするけど、なかなか思い出せない風景。

そんなほのぼのする光景が映し出される写真は、同時に何か冷たいものも感じさせる。きっとそれは写真に焼きつけられている光景が、ぼんやりとそこにある風景そのものを投影しているものではなく、ファインダーの向こう側の作者の眼が切り取って、浮かび上がらせている景色だったからだろう。何気ない光景を切り取る作者の視点は被写体と写真を見る側の間に距離感を生み出す。写真の光景は1人称としての景色(私が見た景色)ではなく、3人称の景色(作者が見た景色)だ。それが冷たさを感じさせる。しかし、その「冷たさ」が、これらの写真を「作品」として成立させている強さなのではないだろうか。

どこにでもある風景だけど、ここにしか映し出されない景色。狭くて、場所もわかりにくいギャラリーだけど、お散歩がてら足を運ぶのにはちょうどいい。そして、帰り道は周りの風景を、少し違った切り取り方で見ることができるようになっているかもしれない。

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