AITルームアフガニスタン人の両親のもとに生まれたカディム・アリの作品には、アフガニスタンの文化的背景がしばしばみられます。特に最近の作品では、タリバン政権下、常に戦争状態にあったアフガニスタンの人々の混乱やトラウマ、そして夢やストーリーを、細密画という古典的な表現方法で視覚化しようと試みてきました。15-16世紀に創られたバーミヤン仏教寺院は、2001年にタリバン政権によって2体の石仏が破壊されましたが、彼はこのバーミヤンを数回訪れ、地元の子供達と絵を描くワークショップを開催し、子供達との会話や作品をもとに細密画を制作してきました。
この集中講義では、「現実」「細密画の世界」「カディム・アリの表現」という3つのテーマに焦点を当て、伝統的な技法を受け継ぎながら現代の社会問題を描き出す「細密画」という表現を理解します。また、パキスタンとアフガニスタンを行き来する自らの経験から、今の社会情勢とアートとの関係性を描き出す、アリの作品やその活動に迫ります。テレビや新聞が伝えない現地の今と人々の声を、アーティストの目と作品をとおして見つめてみませんか。
*授業は英語にて行われ、通訳は付きません。AITスタッフにより部分的に和訳されることがあります。
第1章:「現実」 6月15日(金)19:00-21:00
第2章:「細密画の世界」 6月16日(土)14:00-15:00
第3章:「カディム・アリの表現」 6月16日(土)15:30-17:00
トーク詳細についてはAITサイトをご覧下さい。
申込締切: 2007年6月10日(日)
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