「The Elements: Air/Water Part 1」は2007年7月、ジョエル・マイロウィッツがフロリダのプールの水中見学室においてオリンピックの飛び込み選手たちのビデオ監督をしていたのをきっかけに始まった。繰り返される飛び込みには1つの共通点があった;選手がプールに飛び込む度、巨大な柱上の気泡が選手を包み込む。選手が泳ぎ去ると気泡は集合体となり、水面へ浮き上がったのち大気へと戻る。この、ひとつの要素が別の要素へと変換する様に対する小さな観察から、マイロウィッツは、自然界を構成する四大元素(Air/Water/Earth/Fire)それぞれの性質と、それらの物質的な関係性について考えるようになる。彼はすぐにこれら生命に必要不可欠な要素が、ビデオや写真の中ではどのように見えるかを深く観察するようになった。