ギャラリー・エフ第二次世界大戦の末期、1945年3月10日の未明に、アメリカ空軍は日本の首都、東京に大規模な空爆を行いました。後に「東京大空襲」と呼ばれるこの爆撃は、浅草や両国を含む東東京を中心に行われ、折からの強風が街を火の海と化し、わずか一夜にして10万人の命が奪われたと言われています。その死者の多くは、老人や女性、こどもといった非戦闘員の人々でした。
アーティストのカワチキララとダンサーの鈴木一琥は、半世紀以上前に起きたこの惨事が現代人にとって無関係ではないことを、アーティストにのみ可能な表現で伝えることを目指した創作活動を2003年より開始。そして、2005年に「3.10 10万人のことば」というダンス作品を完成させました。作品を構成するのは、空襲の体験者の証言、ダンスによる肉体表現、そして空間です。まず、カワチキララが空襲の体験者にインタビューし、証言を再構成したサウンド作品を制作。会場は江戸時代末に建立された土蔵のアートスペース、ギャラリー・エフです。空襲を生き延びた建物のなかで、体験者たちの声をバックに、鈴木一琥は肉体表現の限りを尽くし、空襲の一夜を再現するダンスパフォーマンスを行いました
初演の2005年は東京大空襲の60周年という節目の年でしたが、それ以後も「3.10
10万人のことば」は毎年、同じ日に上演され、今年で4年目を迎えます。同じ内容の公演をただ繰り返すのではなく、毎年、公演の意義をアーティスト、ダンサー、そしてスタッフが自身に問いかけながら、それぞれの年の「3.10 10万人のことば」を制作、上演してきました。今年も、体験者への新たなるインタビューを行い、証言による音声作品とダンスを再構成するとともに、初めて2日間の公演を行います。
ダンス - 鈴木一琥、サウンド - カワチキララ
各回定員30名
この公演は前売定員制です。定員となり次第、受付を終了とさせていただきます。店頭または電話・FAX・メールにて公演名・日時・枚数・ご氏名・お電話番号をお伝えください。
[画像: ダイトウノウケン/東京大空襲を記録する会 フライヤー写真]
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