東京都現代美術館アーティスト
長谷川祐子、阿部修也、森岡祥倫、クワクボリョウタ、村井啓哲、松井みどり、中井康之、青木淳、住友文彦
シンポジウム「過去からみる美術の現在(いま)」
場所:東京都現代美術館 地下2階 講堂
定員:200人(先着順)
事前予約は不要
東京都現代美術館では、戦後日本美術を中核とした国内外の作品を収集してきました。今後はより一層、1990年代から活躍をはじめた同時代の新しい世代の作家にも積極的に眼を向けたいと考えています。評価の定まりにくい同時代の作品を検討するうえでは、過去の歴史を参照しながら批評的なまなざしを注いでいく作業が大切になります。新しい傾向をとらえるうえで有効と思われる過去の歴史へ光をあてながら、私たちの時代の美術について議論を交わす場として、このたびのMOT美術館講座では、ふたつのセッションによるシンポジウムをおこないます。
総合司会:長谷川祐子(東京都現代美術館)
■Session 1(10:30開場) 11:00〜12:30
テーマ:「創造」の解放〜ナム・ジュン・パイクからのメッセージ
ゲスト:阿部修也(ナム・ジュン・パイクの共同制作者)
パネリスト:森岡祥倫(評論家、メディア芸術史)×クワクボリョウタ(アーティスト)×村井啓哲(アーティスト)
メディア・アートの祖、ナム・ジュン・パイクは、テレビやビデオをもちいることで、既存の概念を破壊し、新しい可能性を提示する表現をおこないました。主に1963年から1972年にかけ、技術者としてパイクに協力した阿部修也氏をゲストにむかえ、パイク芸術をきっかけに、今日のアートについて考えます。
※ 「ナム・ジュン・パイク展」(東京都美術館、1984年)の出品作のスライドをあわせて上映(予定)
■Session 2(13:30開場) 14:00〜15:30
テーマ:日常の実践〜1970年代の美術と2000年以降
パネリスト:松井みどり(美術評論家)×中井康之(国立国際美術館)×青木淳(建築家)
モデレーター:住友文彦(東京都現代美術館)
1970年代は、高度経済成長期のなかで芸術家たちが独自性を模索した時代であるいっぽうで、現在の状況にも似た、情報と資本の管理体制が色濃くなっていく時代でもありました。このセッションでは、もの派を中心に1970年代の美術をとりあげながら、2000年以降の美術の傾向を考えます。90年代のリレーショナルアートなどが「日常性」への下降を目指した先に、身体や無意識といったものと直接的に向き合う表現を試みる作家たちについて話をします。
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