終了した展覧会・イベントです

芝千秋 展

佐倉市立美術館
終了しました

アーティスト

芝千秋
明治35(1902)年、洋画家・浅井忠が京都に移住したばかりで、まだ行李(こうり)(荷物)を解くか解かない間に、彼を慕って若い画学生達がやって来ました。その一人が芝(しば)千秋(せんしゅう)(明治10年〜昭和31年)です。新聞で浅井の宿を知った加藤源之助の誘いにより、千秋は浅井に入門しました。千秋は、日本画家の梅村(うめむら)景山(けいざん)に学んでいましたが、洋画を学ぶことにより、新しい日本画をめざそうとしたものです。浅井が指導にあたっていた聖護院洋画研究所、関西美術院で素描力を磨き、特に鉛筆画は「関西美術院中(千秋)氏の上へ出る人はない」といわれるほど評価が高かったといわれています。この頃から、千種(ちぐさ)掃雲(そううん)ら若手の日本画家たちとともに洋画の研究会を開くようになり、この研究会が丙午画会(へいごがかい)へと発展、明治40年から大正元年まで定期的に展覧会を開催しました。また、大正8(1919)年の第1 回帝展に《雨に暮るる日》が入選を果たしますが、装飾的な画風に移行するとともに、友禅染の老舗(しにせ)「千總(ちそう)」で下絵を制作するなど技工として勤務しました。本展では、これまでほとんど公開されることのなかった芝千秋の巧みな鉛筆画・水彩画・日本画など約120点を一堂に展覧します。

-講演会「浅井忠に洋画を学んだ日本画家たち 」
講師:島田康寬氏(立命館大学文学部教授)
2月2日(土)14:00〜
※関連イベント詳細に付いてはサイトをご覧下さい。

[画像: 「奈良」(1908)]

スケジュール

2008年1月22日(火)〜2008年3月2日(日)

開館情報

時間
10:0018:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館(12/28~1/4)
入場料一般 600円、大学・高校生 400円、中学生以下 無料
展覧会URLhttp://www.city.sakura.lg.jp/museum/exhibition/shiba.htm
会場佐倉市立美術館
http://www.city.sakura.lg.jp/sakura/museum/
住所〒285-0023 千葉県佐倉市新町210
アクセス京成佐倉駅南口より徒歩8分、JR総武本線佐倉駅北口より徒歩20分、JR佐倉駅北口よりちばグリーンバス(京成佐倉駅行き、または田町車庫行き)「二番町」下車徒歩1分
電話番号043-485-7851
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