GALLERY 360°遠山は、文字の可能性を模索する独特の作品を創っています。彼女の考案した「Dual Letter/両面文字」とは、英語と日本語の両方の側面から読むことができる新しい文字の仕組み。日本語の表記法(漢字または仮名)を解体し、バラバラになったその構成要素を同義の英語表現に該当する英語表記(アルファベット)に再構築した文字の新しい姿とも言えます。それらの文字を使ってさまざまな題材、すなわち彼女が今読んでいる文章に基づくものだったり、これまでの経験といったことなどをもとに、創作活動を行います。文字は、芸術的なインストルメントとなり、まるで音楽が奏でられる時のように創られていく。音楽によるリズムと構造は、言語と意味の壁を乗り越えようとするものなのです。遠山の文字の作品は、文字を讃え、超越するプロセスであり、観る人に「文字」とはなにかという疑問を投げかけます。解読することは難しいかもしれませんが、西洋と東洋の文字の文化を融合させたアートとしては独特の存在感を放つ作品になっています。
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