ポール・ヘニングセン「PHランプと北欧のあかり」

松屋銀座デザインギャラリー

終了しました

アーティスト

ポール・ヘニングセン

この度、日本デザインコミッティーでは、第640回デザインギャラリー1953企画店といたしまして、「ポール・ヘニングセン　PHランプと北欧のあかり」を開催の運びとなりました。ポール・ヘニングセンは、1894年デンマーク生まれのデザイナーですが、その生涯において卓抜した照明器具のデザインを多数手がけた巨匠です。100種類を越えると言われる照明の数々は、常に良質な光を追求することに意識が向けられており、人やモノを日常生活にすさわしい見え方で美しく照らし、空間にも豊かな陰影を与えるよう設計されています。
今回は、ヘニングセンの多数の仕事の中から、特に「ＰＨランプ」に焦点を当てました。

「ＰＨランプ」の基本原理は、1925年頃にルイスポールセン社との共同開発の結果得られたものですが、複数枚のシェードで光の拡散・反射させることで非常に柔らかい光を作り出すことに成功しています。そして、その独特の光は80年以上を経た今日も多くの人々に愛され続けています。

今企画は、照明デザイナーの面出薫が、「ＰＨランプ」に秘められた光の意味を解き明かそうという意図の元、計画されました。構造の解説、使われたさまざまな時代背景の中でＰＨランプの存在など多面的に考察が施されることになります。

スケジュール

2007年10月10日(水)〜2007年11月5日(月)