ギャラリー覚私は2005年9月から2006年8月までの約1年間、タイのチェンマイに滞在しました。今回の作品はその期間に制作し、滞在の最後にチェンマイとバンコクで「Fragments/Chiangmai」というタイトルの展覧会で発表したものの一部です。
チェンマイでの日々は、なぜか懐かしさと新鮮さが混ざり合ったものでした。強い日差し、木漏れ日、雨、水たまり、湿った空気、市場の喧騒、街の匂い…。チェンマイで暮らす日々の中、蓄積されたイメージの断片(Fragments) は少しずつ作品として形になっていきました。
日常生活と制作とは私にとって密接な関係を持っています。声高に自己を主張しなくてもほんの小さな選択やこだわりの積み重ねが作品を決定付けていくと思います。窓を開けるか閉めておくか、それも小さな選択の一つだと思いますが、そんなささやかな選択を大切にしたいといつも思います。どこで暮らしていても変わらない事があるということ、それを実感した貴重な1年間でした。
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