Gallery Archipelago「cat's heaven...! on Paper」は「誰かから発信されたもの」が「誰かに受信される」という構造を、端的な形で視覚化しようと試みている。
今回、彼らの展示は、紙媒体の印刷にこだわる。彼らは、多くの人から持ち寄ってもらった表現物を、ガリ版よりはハイテクノロジーなゼロックスコピーで印刷していく。その過程は、全てのものを同じ「紙」というフォーマットに変換していく作業であり、それは個々が持っている物理的な制約から、表現を抽出していく作業でもある。そして、それらは壁に展示され、来場者は新聞の号外を受け取るように、壁からそれらを引き千切って持ち帰る事が出来る。彼らは、表現を壁から引き千切る行為を通して、今のメディアでは見えづらくなってきた、「誰かの声が誰かに届く」という無根拠な希望を、再発掘しようとしているのではないだろうか。
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