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野田裕示 「不在のかたち」 

ギャルリー東京ユマニテ
終了しました

アーティスト

野田裕示
野田裕示(のだ ひろじ)は1952年、和歌山県生まれ。1976年、多摩美術大学油画科卒業後まもなく、当時現代美術の先駆的画廊であった南画廊(東京)の志水楠男氏に見出され、初めての個展を行い、早くからその実験的でダイナミックな作品は注目を集めました。

野田は、一貫して支持体と絵画の関係に取り組んだ作品を制作し、国内外の美術館、画廊での発表を精力的に行っています。2001年には 芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞するなど、その評価は着実に高まっています。また、近年は石彫の岡本敦生氏とのコラボレーションで、石の彫刻にアクリル絵の具によるペイントを施した作品を発表し、愛知県美術館での展示、さらには一昨年の「現代日本彫刻展」で毎日新聞社賞を受賞するなど、立体と平面による新しい展開も見せています。

今回の新作は、まず、150号を5点組み合わせた大作(2m×9m)がメインになります。野田がこれまで発表した作品の中でも最大のサイズで、画廊空間の壁面をほとんど覆いつくす作品になります。

また、前回は、野田が従来から展開してきたキャンバス地を折りたたんで画面にコラージュする、方法論の不思議さを際立たせた作品でしたが、今回は、作為的な手法を排除し、より野田が追い求めてきた「かたち」の持つ有機的な面白さが前面に出てきました。濃紺や紫紺を地色に人体のフォルムを思わせる、白いかたちが浮かび上がる作品は、二次元の平面というより、その生々しいまでのかたちが、見るものに迫りくる三次元の立体のようにも感じられます。この作品サイズも全て100号の大作で10点の展示になります。

[画像: 「Work-1685」(2007) Acrylic on canvas 162.1 x 97cm]

スケジュール

2008年1月15日(火)〜2008年2月2日(土)

開館情報

時間
10:3018:30
休館日
日曜日、祝日
入場料無料
会場ギャルリー東京ユマニテ
https://g-tokyohumanite.com/
住所〒104-0031 東京都中央区京橋3-5-3 京栄ビル1F
アクセス東京メトロ銀座線京橋駅2番出口より徒歩2分、都営浅草線宝町駅A3出口より徒歩2分、東京メトロ有楽町線銀座一丁目駅7番出口より徒歩2分
電話番号03-3562-1305
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