荒木経惟 「愛ノ花」

ラットホール・ギャラリー

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九〇年から〇七年に至る一六年間に撮影された、荒木経惟の花作品(モノクローム)を中心に、最新シリーズ「KAORI LOVE」(モノクロームにペインティング)をご紹 介いたします。

一九九〇年一月二七日。妻・陽子逝去。病室にあったコブシの花を撮影。以来、写真家・荒木経惟は花に向けてシャッターを切りつづけている。花々は、写真家との情交よりふたたび生まれ出で、見る者の記憶のドアをくぐりぬけ、刻々と変容を遂げつつ、彷徨いうつろう。想いの塊と化し、すでに形を喪った断片が、ひとつ、またひとつ、たちのぼりよみがえり、やわらかな光と、その襞々に棲みついた翳のなかで、ゆっくりと新たな姿を成していく。荒木さんの花は、あまりに美しく、生の営みにまばゆい輝きを与え、あまりにもの狂おしく、封印した傷を暴きだす。過去と現在とま見ぬ未来までが、たがいに溶解し工作し、深いカオスにからめとられる。ふとわれに返ると、せつないざわめきの余韻と、ふくよかな残り香が、の奥深く、繭のように包み込まれている。一枚の写真が、刹那をこれ以上ないほどに愛おしく魅せる。生(エロス)も死(タナトス)も、そのあいだによこわるおおきな幸せもちいさな不幸も、そこには、世界のすべてがある。二〇〇七年一月二七日、ふたたびコブシの花を撮影。

メディア

スケジュール

2007年05月17日 ~ 2007年06月22日

アーティスト

荒木経惟

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Reviews

sashanihon: (2007-05-20 at 23:05)

maiko: (2007-06-04 at 20:06)

アラーキーの奥さんが亡くなった病室にあったコブシの花。

それ以来、花の写真を撮るようになった彼が覗くファインダーには、生花・ドライフラワー・枯れかけている花・切花・観葉植物、などなどの植物、ところにより動物。


どれもこれも艶っぽい。
そして色っぽい。
そしてときどきエロい。

rainbowmoon: (2007-06-10 at 00:06)

荒木さんは花までプリっと(?)撮るんですね。
美しくてグラマラスで、悲しい気がしてしまいました。
いろいろと重ね合わせてしまうことがあって、私にとっては様々な意味で、見るのが少し大変でした。

でもちゃんと見たおかげでひとつ乗り越えた気がします。
要領を得ないコメントですみませんー。

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