art space kimura ASK?まるくくり抜かれたアルミ板とその穴に詰まったスーパーボールの集積で等間隔のすき間をもつキューブ、曲がるストローの絡まりがつくる球体、4色のスポンジをパズルのように組みあげた立体、多色の鉛筆をクリップでつなげて壁に寄り添わせた細長いフレーム、金属の画鋲をびっしりと壁にさすことで生まれた金色の矩形、コピー紙で折った紙ヒコーキを重ねてできた取っ手のある白いかたち。冨井大裕は、百円ショップや量販店などで手に入る日用品や素材を組み合わせたり集積して、ミニマルな立体を仮構する。それはたわむれというには妙に端正で、彫刻というには重みがなく、ポップというにはレトリックが希薄だ。街なかや郊外のホームセンターでときに感じる無国籍な寄る辺ない広がり-その〈ものたちの共和国〉は、人間たちの世界より自由なのだろうか?ものたちは、どんなルールに従って、いかなる言葉でなにを話しているのか?ものたちは、仕様や性質をよく計られて、また実用をはなれていねいに扱われることで、はじめてその素性の話を自ずから語りはじめるのだろうか。
ギャラリー・トーク: 10月6日(土)18:00-19:00 冨井大裕×鷹見明彦《予約不要》
レセプション: 10月6日(土)19:00-20:00 《予約不要》
*初日ではありませんので、ご注意ください。
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