田中みぎわ 「空と雲と水になる」

LIXIL ギャラリー1 & 2

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薄明に浮かび上がる湿原。どこまでも続く田園の道。薄暗く立ち込める雲。光る油のように重い海。日本人には懐かしい湿気をたっぷりと含んだ、自然の風景がモノトーンで描かれています。さっと筆をはらった抽象にも見える簡潔な表現、ぼってりと滴る水の痕跡、力強いストロークの瑞々しさ、若々しさには息づくような生命力が満ちあふれています。 田中みぎわさんは30代の作家です。東京芸術大学で水墨画を描き始め、すでに安宅賞、府中市美術館賞、VOCA賞などを受賞。今、新しい感覚の水墨画の魅力で注目を浴びています。

このアーティストの作品の特徴は、学生時代に石垣島に長期滞在したことから始まりました。島では砂浜にテントを張って、自然と一体となった生活を送りながら、千変万化する空や海を眺めて暮らしました。それはまた、実家のある東京の武蔵野や、祖父母の郷里、熊本で幼少期に抱いた、自然への畏怖や憧れを再確認する体験でもあり、自らも自然の一部であることを実感し、現在の作品が生まれました。今展では新たに、掛け軸のスタイルにも似た、高さ170cm、幅25cmの新作、「天に郷を望む」、「屋根なき殿」を含む10点ほどが展示されます。水墨画のモノトーンの階層の美しさ、一瞬としてとどまることなく変化する自然のダイナミックなスピード感を持つ、田中さんの水墨画を会場にてご覧下さい。

アーティスト・トーク: 11月1日(木)、18:00~19:00

[画像:「孤独の客間」(2002)墨、雲肌麻紙 p40]

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スケジュール

2007年11月01日 ~ 2007年11月28日

アーティスト

田中みぎわ

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