終了した展覧会・イベントです

「シュルレアリスムと美術 イメージとリアリティーをめぐって」展

宇都宮美術館
終了しました
「シュルレアリスム(超現実主義)」は1920年前後にフランス文学から始まり、やがて美術や思想、社会の様々な領域へと国を超えて拡がっていった20世紀の代表的な芸術・文化運動です。それは私たちのものの見方や感じ方に強い影響をおよぼし続けています。

日本でも人気の高いマグリット、ダリ、ミロらの作品は、シュルレアリスムの名でひとくくりにされています。シュルレアリスムが美術にもたらした最大のインパクトは、「イメージ」の力の再発見だと言うことができるでしょう。ただ目の前にあるものを写すのではなく、心のスクリーンに映し出されるイメージを忠実に写し取る、新次元の「リアリズム」。想像力(イマジネーション)を無制限に解放し、理性的・美的・道徳的先入観(ありえない、美しくない、よろしくない)を捨て去ることで、“真正の現実”が現れると期待されたのです。

展覧会は、第I章「シュルレアリスム美術の胎動」、第II章「シュルレアリスムが開くイメージ」、第III章「シュルレアリスム出現以後の様々なイメージ」で構成されます。シュルレアリスム運動に参加した美術家だけでなく、デ・キリコやダダの作品、広告美術、さらにアンフォルメルやアルテ・ポーヴェラ等の戦後の西洋美術、草間彌生、奈良美智ら現代の日本美術まで、作品総数約120点をひとつの時間軸に並べます。

• 関連イベント
- 講演+朗読 「言霊(ことだま)の幸(さきは)ひ」
5月27日(日)、14:00~ (開場13:30)

- ギャラリートーク
会期中の毎週土曜日、14:00~

【画像:(c) 2007年 Estate of Yves Tanguy・ARS、New York・SPDA、Tokyo】

スケジュール

2007年4月21日(土)〜2007年6月17日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
祝日は開館し翌日休館(翌日が土曜日・日曜日・祝日の場合は開館)
備考
4月30日は開館、5月1日は閉館
入場料一般900円、大学生・高校生700円、中学生・小学生500円。身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方とその介護者(1名)、宇都宮市内の小学生・中学生・高校生は無料。毎月第3日曜日( 5月20日、6月17日)は「家庭の日」のため、ご家族で来館された高校生以下はすべて無料、同伴の大学生・一般の方は半額。
会場宇都宮美術館
http://u-moa.jp/
住所〒320-0004 栃木県宇都宮市長岡町1077
アクセスJR宇都宮駅西口より関東バス(豊郷台・帝京大学経由宇都宮美術館行き)「宇都宮美術館」下車、JR宇都宮駅よりタクシー20分
電話番号028-643-0100
関連画像

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