本郷里奈 「陶の転映」

LIXIL ギャラリー1 & 2

poster for 本郷里奈 「陶の転映」

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このアーティストは土に布を被せて焼成し、布の柄を転写させる技法で制作しています。土台となるのは折りたたんだ新聞紙を泥しょうにつけて成型した、荒々しく積層した土の塊。そこに、市販されているシルクスクリーンによって柄がつけられた布を貼り付けたまま焼成します。半円に割れた岩石のような切り口に、一面に浮かび上がる淡いレンガ色の細かな花柄や水玉模様。土塊は、触れればバラバラと崩れてしまいそうな積層した断層をみせ、そこにベールのように模様が重なり、遠目には石の切り口から赤土がこぼれ落ちて、グラデーションの色相が現れたような表情を見せています。窯から出された作品は、古代遺跡に刻まれた、柄という記号をまとっている不可思議な賜りもののように見えてきます。古さと新しさが重なり合った印象は、布の模様という、流行や時代の空気をよく表す素材を使っていることによります。布は平凡な白地に白のアウトラインだけで描かれたバラの花や、小花や水玉がバランスよく配置された、現代的なシンプル・シックなデザインパターンです。作品が生まれたのは制作中の偶然の発見でしたが、若い作家のたくまざる力で、天から降りかかってきて、自然に貼り付いたような不思議なイメージとなりました。今展では、1点40cm四方の作品10点と、壁に流線形のオブジェ2点の計12点で会場を構成します。今展が初個展開催となります。

アーティスト・トーク
7月3日(火)、18:30~19:00
※先着順、入場無料

【画像:「果てようとする時の一瞬(拡大)」 2006年、W35×D35×H20cm】

メディア

スケジュール

2007年07月02日 ~ 2007年08月02日

アーティスト

本郷里奈

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