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「白磁と染付」展

日本民藝館
終了しました
白磁とは、白色の素地に透明釉を掛け高火度で焼成した磁器を指し、古来陶磁器の中でもとりわけ珍重されてきた焼物です。この焼物が中国において初めて出現したのは北斉時代(6世紀後半)のこと。その後、白磁を作る技法は東アジアに伝播しながら発達していきました。一方、白磁の素地に呉須を用いて文様を描き、釉薬を掛けた染付磁器の生産は、中国の元時代後半の14世紀初頭に景徳鎮窯において本格的に開始されました。そして、この染付(中国および朝鮮では「青花」と呼ぶ)の登場は、中国陶磁史に大きな変革をもたらしただけでなく、ベトナム・朝鮮半島・日本など東アジア各地に大きな影響を与えることとなり、またトルコやイランなどのイスラーム陶器や、ヨーロッパの陶磁文化にも影響を及ぼしました。本展では、日本民藝館が所蔵する「白磁と染付」の中から、楚々とした気品とおおらかさを併せ持った朝鮮王朝(李朝)時代の白磁と染付、親しみを醸し出す白肌と多彩な文様によって生活に彩りを添えた江戸時代の伊万里の染付、中国明時代末期に景徳鎮の民窯で焼かれた古染付など、約150点の優品を選び展示いたします。

スケジュール

2007年7月3日(火)〜2007年9月24日(月)

開館情報

時間
10:0017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌平日休館
年末年始休館
入場料一般 1200円、大学生・高校生 700円、中学生・小学生 200円
会場日本民藝館
http://www.mingeikan.or.jp/
住所〒153-0041 東京都目黒区駒場4-3-33
アクセス京王井ノ頭線駒場東大前駅西口より徒歩6分、小田急小田原線東北沢駅西口より徒歩15分
電話番号03-3467-4527
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