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「柳悦孝のしごと -民藝運動と女子美工芸草創期-」展

女子美術大学 女子美アートミュージアム
終了しました

アーティスト

柳悦孝
染織作家・柳悦孝(1911-2003)は、民藝運動の提唱者・柳宗悦の甥にあたり、女子美術大学工芸科の草創期に中心的役割を果たした教員の一人です。

草創期の女子美工芸は「自らの手で美しい物を制作する楽しさと、それを使う歓び」を指針に、展示・即売の場として日本橋三越で「女子美染織工芸展」を開催し、また1970年の大阪万博では日本民藝館の展示運営に協力するなど、学生の「ものつくり」が社会とつながっていくことを意識した教育を行っていました。

このような中、手仕事を通して無から有を生み出すことに喜びを見出していた柳は、ただ学生に技術を教えるのではなく、「くり返し仕事をすることから、仕事を学ぶ」ことを説きました。そして学生の創作活動を支援すべく、自ら設計・制作した織機を与え、さらに長時間の作業でも疲れないよう一人一人の体型に合わせて織機を作り変えたといいます。

本展覧会は柳悦孝の初の回顧展となります。柳が制作した着物、帯、マフラーなどの作品、考案した織機に加え、芹沢銈介、柚木沙弥郎、四本貴資など女子美工芸草創期の教員作品、学生作品もご紹介します。展覧会を通して、創作活動から女子美工芸での教育に至るまで、柳悦孝が生涯貫き通した「ものつくり」の精神を伝えることができれば幸いに思います。

スケジュール

2007年11月9日(金)〜2007年12月10日(月)

開館情報

時間
10:0017:00
休館日
日曜日、祝日
展示替期間は休館
入場料一般 300円
展覧会URLhttp://www.joshibi.ac.jp/jam
会場女子美術大学 女子美アートミュージアム
http://www.joshibi.net/museum/jam/
住所〒228-8538 神奈川県相模原市麻溝台1900 女子美術大学 相模原キャンパス
アクセス小田急小田原線相模大野駅北口より神奈川中央交通バス20分「女子美術大学」下車、JR横浜線古淵駅より神奈川中央交通バス20分「女子美術大学」下車
電話番号04-2778-6801
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