トーキョーアーツアンドスペース本郷TWS-EMERGINGは トーキョーワンダーサイト(TWS)の若手支援の一環で、トーキョーワンダーウォール(TWW)の入選者100名の中から希望者を募り、審査を経た後、TWS本郷にて個展を行う企画です。本年度は23名の若手アーティストの展示を行います。
ドアを開ける時、人はその向こうに何か期待を持って開きます。たとえトイレのドアであろうと、そこには自らが期待する何かがあるはずだと。池田拓馬の作品のドアは、取り壊された建物で実際に使われていたドアが使用されています。しかし、そのドアを開くと次にあるはずの部屋はなく、今立っている空間の裏側をただのぞくことになります。今ここにある日常への疑いのない自分へ、大きな疑問を投げかけます。
トモエは数学の博士課程に在籍し、研究と並行してアート作品を制作しています。90年代に流行した少年用玩具のステッカーをコラージュした作品は少年時代に感じていた「かっこいい」感覚を現在の視点から再構築したとものだと作家は語ります。テレビゲームとプラモデル玩具で遊んだ少年たちの憧れの原風景とも見えますが、立体に張るべきステッカーを平面上に落とすと、そこには2次元と3次元の間の不思議な空間のひずみが現れてくるようです。
中島健は、日常の片隅をキャンパスに絵の具で描くという単純なプロセスを、ヴィデオアートとして提示します。それは、あまりにもシンプルで、至極当たり前で、一見、愚鈍とさえ思えます。しかし日常のありふれた風景も、じっくりと一枚一枚その表皮をめくっていくことで一滴の集約された時間の塊が浮かんでくるのです。
関連企画 :
7月7日(土)
16:00〜17:00 アーティストトーク(参加自由)
17:00〜19:00 アーティストとの交流会(参加自由)
【画像:トモエ "popcorn" (2006)】
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