Fuji Xerox Art Space今年、富士ゼロックスの本社移転とともに東京ミッドタウンへと活動の場を移した富士ゼロックス版画コレクションは、第一回目の企画展として、アメリカの美術家・エド・ルーシェの作品を取り上げ、展覧会を開催いたします。
エド・ルーシェ(1937-)は、アメリカ西海岸・ロサンゼルスを中心に活躍するコンセプチュアル・アートの美術家として知られています。ネブラスカ州オマハに生まれた彼は、1956年にロサンゼルスに移り住み、大学で美術を学びました。最初はコマーシャルアーティストを目指しましたが、ジャスパー・ジョーンズやロバート・ラウシェンバーグの作品に触発され、絵画へと傾斜し、現在に至ります。
エド・ルーシェの作品といえば、モノトーンの背景に独特な言葉や、乾いた即物的な風景が描かれた作品がよく知られていますが、彼は、印刷技術や写真、タイプセットなどにも精通していたため、現在では『アーティスト・ブック』とよばれる領域に、他の作品と本質は変わらない表現方法を見つけ、活動を続けています。
今回の企画展では、版画コレクションに収蔵される12点の版画作品をはじめ、1963年に出版されたTwentysix Gasoline Stationsや、その後に出版された14冊のアーティスト・ブック、また“エフェメラ”とよばれる、ポスターや案内状、雑誌カヴァーなど、短期間の使用を前提に作られた印刷物の仕事などから、彼の作品全体をとらえてみようとするものです。
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