清里フォトアートミュージアム清里フォトアートミュージアムは、1995年7月開館当初より、三つの基本理念、〈生命 (いのち) あるものへの共感〉〈永遠のプラチナ・プリント〉〈若い力の写真:ヤング・ポートフォリオ〉に基づき、収集・展示を行っております。なかでも、〈ヤング・ポートフォリオ〉は、当館が毎年行っている重要な活動です。35歳以下を対象に公募を行い、選考ののち、優れた作品を当館の収蔵作品として購入するものです。この募集は賞を与えるコンテストではなく、情熱を持って自分の作品に体当たりをしていくような、表現意欲の高い作品を購入することによって、若い作家に勇気を与え、支援して行きたいと考えるものです。1995年度に第1回の募集を行い、第12回目となりました2006年度の応募・収蔵状況は以下のとおりです。
2006年度ヤング・ポートフォリオには、38カ国から413名、5927枚の応募があり、2006年度選考委員・富山治夫氏、土田ヒロミ氏、細江英公(館長)により、58名(国内31名・海外27名)による289枚をパーマネント・コレクションとして購入いたしました。
58人の写真家の多くは自作についての言葉も同時に書いており、本展ではそれらも紹介いたします。「声を持たない人々のアイデンティティを前面に出すことは、私の人生に意味と目標を与えてくれる。」(G.M.B.アカシュ)「自分の生き方を貫いて死に、死後に、生き姿としての作品を残す。」(半田彰太郎)「写真のおもしろさは、自分の経験にもとづく出来事を描く場合と、そこに架空の歴史を含ませる場合と、両方を映像化できる可能性をもっていること。」(ウィリアム・ラムソン)「写真を撮ることは生きること。生きることは写真を撮ること。」(武藤弘司)「(人間の)肉の内側には何が隠されているのか。(中略)全てとり尽くさなくてはいけない。」(嶋田彩香)など、写真を撮るということと真剣に向き合うさまざまな眼差しを見てとることができます。58名のうち、半数は過去のヤング・ポートフォリオでも作品を収蔵しています。 年々変貌を遂げ、力強く展開してゆく若い作家たちの〈現在〉をどうぞご覧ください。
レセプションパーティ 5月26日(土)
【画像:「The Racers」 ヤン・フォン・ホレベン、2004年】
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