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肉筆広重展

太田記念美術館
終了しました

アーティスト

歌川広重
初代歌川広重は、”東海道五拾三次之内”シリーズをはじめとする優れた名所絵を数多く残し、安政5 (1858)年に62歳で亡くなりました。今年はその150回忌にあたります。

広重は、肉筆画において浮世絵師のなかでは多作であり、また太田記念美術館は、高いクオリティの広重の肉筆作品を所蔵しております。そこで当館では150年遠忌を記念して、天童織田藩の財政難を救うために制作された肉筆画群をはじめとする初代の優品を主に、紹介される機会の少なかった二代から四代までの肉筆画約60点を展観いたします。

なかには初代広重の美人画「芸妓立姿図」や三代広重の「東海道五十三次の内 庄野白鳥塚」など、今回初出品となる作品約5点が含まれます。また、広重が十歳のときに描いたと伝えられる「三保松原図」と「琉球人来貢図巻」が初めてともに展示されます。

そのほか、初代および三代の画稿類、初代広重の”東海道五拾三次之内”「蒲原 夜の雪」「庄野 白雨」、”名所江戸百景” 「大はしあたけの夕立」「亀戸梅屋舗」をはじめとする、それぞれの版画における活動を伝える代表作約40点、また資料としては、広重の遺言状や遺品、伝二代広重作「安藤(歌川)広重像」、五代広重作「雪月花」を併せて出品いたします。

歴代の広重が一筆一筆直に描いた肉筆画や画稿類、そして代表的な版画を通して、広重代々の創作活動をご覧いただき、遺書や肖像画といった周辺資料から、立体的に広重の人物像を浮かび上がらせてゆきます。

[画像: 初代広重「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」(11月出品)]

スケジュール

2007年11月1日(木)〜2007年12月16日(日)

開館情報

時間
10:3017:30
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
展示替え期間・年末年始休館
備考
前期: 11月1日(木)〜25日(日)・ 後期: 12月1日(土)〜16日(日)
入場料一般 1000円、大学・高校生 700円、中・小学生 400円
展覧会URLhttp://www.ukiyoe-ota-muse.jp/dis071112.html
会場太田記念美術館
http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/
住所〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-10-10
アクセス東京メトロ千代田線・副都心線明治神宮前駅5番出口より徒歩1分、JR山手線原宿駅表参道口より徒歩3分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)
関連画像

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