杉山礼香 「見えない本」

LIXIL ギャラリー1 & 2

poster for 杉山礼香 「見えない本」

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本によるインスタレーションです。この作家は実際の本の、その文章を読みながら指で一部分の文字をこすり落としたり、赤やオレンジ色のインクで書き写した文章に、同色の照明の光をあてることによって見えにくくさせて、ドラマティックな光景をつくり出します。文字と言葉と本をモチーフに、時間や空間、人間の存在感を炙り出して見せます。本や文字の体裁をとるのは、黙読という実態のない声と感覚を味わうための時間をあじわうためではないかと語ります。

「人びと」という作品では、1冊の本の中の「人」と言う文字だけを残して、他をすべて消します。本の周りには、その本から削り取られた紙の滓がそのまま山のように積み置かれ、濃密な時間やドラマの重みを感じさせます。残された「人」の文字は破れ果てたページに飛び飛びに現れ、その様は荒野に「人」がぽつぽつと佇んでいるかのように観客の想像をかき立てます。作品から立ち上る、目には見えないドラマをお楽しみください。

アーティストトーク:2008年2月1日(金) 18:00~19:00

[画像: 「人びと」(2005)本、水 19.5 × 14 × 3cm]

メディア

スケジュール

2008年02月01日 ~ 2008年02月28日

アーティスト

杉山礼香

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