「伊勢形紙2008東京展」

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「伊勢形紙」は、小紋をはじめ友禅、浴衣などの文様を着物の生地に染めるために用いられてきたもので、千年以上の歴史を誇る、日本の伝統的工芸用具です。まず、美濃和紙に柿渋を使って重ね合わせて丈夫な紙をつくり、そこに彫刻刀を使って丹念に紋様や絵柄を彫り上げていきます。精緻で優雅な伊勢形紙は、江戸時代に飛躍的に発展し、京都、東京など全国各地の染物に使われています。本展では、現代の暮らしに活かすインテリアとして、新しい伊勢形紙の魅力を紹介します。伊勢形紙をシェードに用いた「形紙あかり」や発光ダイオードとの組み合わせた「三重のあかり」などの照明のほか、室内装飾としての活用法を提案します。
会場では、伊勢形紙の彫刻職人のよる実演や体験コーナーなど、本物の手仕事に触れることができます。また、これまで主に着物の紋様を染める道具として使われてきた伊勢形紙の歴史と背景も紹介します。この機会に、伊勢形紙ならではの風合いと新たな魅力を発見して下さい。

スケジュール

2008年2月21日(木)〜2008年2月26日(火)