鳥取県立鳥取聾学校写真部「ツインズ&トリプレッツ」

終了しました

鳥取聾学校写真部は、過去２回銀座ニコンサロンで写真展を開催しているが、すべて学校内で友達や先生をモデルに撮ったものであった。部員たちは耳に障害があり、コミュニケーションをとるのが苦手であることから、どうしても校内での撮影が中心となった。

しかし今回は、中学生・高校生約10名の写真部員たちが、３年余り前から学校外へ被写体を求めて出かけて行き、双子や三つ子にカメラを向けて撮影したものである。撮影開始当初は「双子はそんなに多くはいないのではないか。10組ぐらいしか撮影できないのではないか」と思いながらの撮影であったが、人口の少ない鳥取県東部地区で多くの双子や三つ子に出会い、撮影ができた。多くの人とふれあいながら楽しく撮影するなかで新しい双子を紹介していただくなど、たくさんの人の協力があったことで撮影を進めることができた。

カメラを手にすることで自信が持て、さまざまなことに挑戦する生徒たちの活動の一端を、本展を通して多くの方々に知っていただくと同時に、写真を発表することで多くの障害者を勇気づけることを願っている。モノクロ35点。

スケジュール

2007年9月18日(火)〜2007年9月25日(火)