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特集陳列: ベトナムの染付

東京国立博物館
終了しました
ベトナムの染付は、中国の青花磁器の影響を受けて作られたやきものです。15~16世紀、黎(レ)王朝(1428~1789)のもと、 中国・明王朝 (1368-1644)の景徳鎮窯(けいとくちんよう)の青花磁器の影響を受けたやきものが作られるようになりました。これがベトナムの染付です。これらは江戸時代の日本に伝わり、「安南陶(あんなんとう)」「安南染付(あんなんそめつけ)」と呼ばれて親しまれました。

 白と青の対比が美しく、鋭い意匠感覚を見せる中国景徳鎮窯の青花磁器とは異なり、灰色の胎に白化粧(しろげしょう)を施したベトナムの染付は、素朴で温かな印象を与えます。なかには動植物が生き生きと描かれ、魅力にあふれた作品もあります。

 今回は、景徳鎮窯の青花束蓮文(せいかそくれんもん)大皿と青花八吉祥文壺(せいかはちきっしょうもんつぼ)もあわせて展示いたします。筆の運び、コバルト(青色)の発色、土の風合いなど、中国の青花磁器と比較しながら、ベトナムの染付の魅力をご堪能ください。

スケジュール

2008年10月21日(火)〜2009年1月12日(月)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館 ※その他臨時休館あり
入場料[総合文化展(常設展)] 一般 1000円、大学生 500円、高校生以下および満18歳未満・満70歳以上、障がい者と介護者各1名 無料、特別展はイベントにより異なる(入館の際に学生証または年齢の確認できるもの、障がい者手帳等ご提示ください) ※入館方法などの最新情報は公式ウェブサイトでご確認ください。
展覧会URLhttp://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=B01&processId=01&event_id=5925
会場東京国立博物館
https://www.tnm.jp/
住所〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9
アクセスJR上野駅公園口より徒歩10分、京成線京成上野駅正面口より徒歩13分、東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅7番出口より15分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)