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「中右コレクション 幕末浮世絵展: 大江戸の賑わい - 北斎、広重、国貞、国芳らの世界」

三鷹市美術ギャラリー
終了しました

アーティスト

菊川英山、渓斎英泉、葛飾北斎、歌川豊国、歌川国貞、歌川国芳、歌川広重、歌川芳年、河鍋暁斎
浮世絵は17世紀末に興り明治期にその役割を終えるまで、広く庶民に支持された江戸時代を代表する芸術です。初期は遊郭・歌舞伎を舞台にした美人画、役者絵という主題を中心にして、歌麿や写楽の活躍で知られる寛政期(18世紀後半期)に最初のピークを迎えます。そして幕末と云われる 1830年代以降から明治にかけての間に、その主題は一気に拡大し、庶民の様々な要望を反映するメディアに成長します。
たとえば、当時の旅行ブームを背景に確立した風景画や、魔界小説・幽霊芝居を下敷きにして描かれた時代のヒーロー像ともいえる武者絵、幕府の改革に対する風刺画、そして黒船来航を機会に盛り上がる開国絵などがこの時期に登場しました。
絵師たちは江戸の浮世を生きた人々の暮らしを描く一方で、刺激的で新しい表現にも積極的に挑みました。西洋画を真似て描いた浮世絵や限られた情報だけで創出した遠い異国の風景は、世界中の情報を瞬時に得られる現代の私たちにとっても未だに魅力的かつ遙かな異国であり続けています。
本展覧会は、中右瑛(なかう・えい)氏(国際浮世絵学会常任理事)の膨大な浮世絵コレクションの中から、江戸時代晩期の浮世絵に焦点をあて、肉筆20 余点を含む約150点を展示いたします。今なお新鮮な驚きを見る者に与えてくれる浮世絵の魅力と、現代人も超えられない豊かなイマジネーションの世界をお楽しみください。

関連プログラム
-実演 浮世絵木版画摺り(解説付き)
北斎による名作「神奈川沖浪裏」が摺師の技で甦る工程を、間近でご覧いただけます。
日時:4月29日(火・祝) 11:00/14:00(実演時間=約1時間30分)
参加費:無料 ※当日、直接会場へお越しください。

-「今、幕末がおもしろい」講演会
講師:中右 瑛氏(国際浮世絵学会常任理事)
日時:5月10日(土) 14:00~15:30
参加費:無料 ※要電話予約(先着順) TEL.0422-47-5122

-作品解説 
講師:中右 瑛氏(国際浮世絵学会常任理事)
日時:5月11日(日) 11:00/14:00(時間=約40分)
参加費:無料、別途観覧料が必要です ※当日、直接会場へお越しください

※イベントの詳細やその他のイベントに関してはミュージアム・ウェブサイトをご覧下さい。

スケジュール

2008年4月26日(土)〜2008年6月8日(日)

開館情報

時間
10:0020:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合はその翌日と翌々日休館
備考
5月5日(月)は開館、5月7日(水)は閉館
入場料一般 600円、65歳以上・学生(高・大)300円
会場三鷹市美術ギャラリー
https://mitaka-sportsandculture.or.jp/gallery/
住所〒181-0013 東京都三鷹市下連雀3-35-1 コラル 5F
アクセスJR中央線・総武線三鷹駅南口より徒歩1分
電話番号0422-79-0033
関連画像

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