芸大コレクション 展
東京藝術大学 大学美術館・陳列館
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このたび、東京芸術大学所蔵のコレクションをご紹介する展覧会「芸大コレクション展」を開催いたします。
本学コレクションは、東京美術学校開学以来120年という長期にわたる収集活動によって形成されたもので、古美術から絵画(日本画・西洋画・版画)、彫刻、工芸、さらには歴代教員・学生による作品など、その内容は多種多様であり、総件数は、重要文化財22件を含む2万9000件を越えています。
芸大美術館では春季のコレクション展において、この収蔵品から主要作品の一部を定期的に展示・公開しております。当館では昨年度、「パリへ―洋画家たち 百年の夢」展、「岡倉天心 ― 芸術教育の歩み ―」展など、本学創立120周年に因んだ展覧会において、主要な作品が数多く展示され、本学コレクションの歴史的意義が再認識されました。とはいえ、主要作品と認識されながら、当館においても展示の機会が限られている所蔵品も少なくありません。
そこで今年度のコレクション展では、当館所蔵の作品・資料の有効な活用を推進することを目指し、古美術・日本画・西洋画・彫刻・工芸・図案の各分野のコレクションの名品とともに、近年展示される機会の乏しかった作品群から厳選して展示を行います。特に、古美術および日本画、素描作品については、三期に分けて展示を行い、可能な限り多くの作品をご鑑賞いただくことといたしました。
これとともに今回の展示では、二つの特集展示を行います。
1.東京美術学校とバウハウス
本展とほぼ同時期に開催される「バウハウス・デッサウ展」(4月26日―7月21日)との関連企画として、東京美術学校図案科(現:デザイン科、建築科)の卒業制作から、大正・昭和初期の作品をとりあげ、美術学校におけるバウハウスの影響について考察します。
2.菊池一雄とその周辺
2008年は、本学彫刻科教授であった菊池一雄(1908-1985)の生誕100年にあたります。この機会に当館では、菊池一雄作品を中心に、この彫刻家をめぐる作家に焦点を当てた展示を行います。
以上の特集展示を含め、総点数100点あまりの作品群によって、東京美術学校以来蓄積され続けた、多種多様な「芸大コレクション」をお楽しみいただければ幸いです。
*一部作品につきまして、会期中展示替えを行います。
第1期:4月10日(木)-5月11日(日)
第2期:5月13日(火)-6月15日(日)
第3期:6月17日(火)-7月21日(月・祝)
メディア
スケジュール
2008年04月10日 ~ 2008年07月21日
但し、5月5日(月)、7月21日(月)は開館。5月7日(水)は休館